レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、鈴鹿サーキットで行われた日本GP決勝をポールポジションからスタートして3位になった。これにより、昨年に引き続きドライバーズ選手権制覇を確定。F1連覇の最年少記録を更新した。
セバスチャン・ベッテル
「周囲の人も僕のタイトル獲得を確信していたみたいだけど、僕ら自身が過信しないことが大事だったんだ。だからひとつひとつのステップ、すべての物事に集中して取り組みひとつずつ達成していった。でも、ワオ!」
「ミルトン・キーンズ(イギリスのチーム本拠地)にいるファクトリーのみんなに感謝したい。全力で戦ったのはこのサーキットにいるメンバーだけじゃないんだ。ファクトリーのみんな、設計部門からここにいるエンジニアまで、全員の努力が本当に素晴らしかった」
「サーキットに出るときは、たった2人のドライバーと2台のマシンで多くのプレッシャーと期待を背負うんだ。時にマシンを理想通りにうまく扱えないときもあるけれど、どのグランプリにおいてもマシンの性能を最大限に引き出そうと努力してきた」
「今日ここで起こったことは本当に最高だよ。年間チャンピオンという目標を設定して、日本で、しかもまだ4つのグランプリを残した段階でそれがかなうなんて、どう言葉で表現していいのか分からない。初めての年間チャンピオンと同じくらい混乱しているよ。チャンピオンになれるとも思っていなかったし、2度目なんて本当に信じられない」
「F1には本当に良い思い出がたくさんあるんだ。小さいころはF1を見るのが大好きだったし、今は自分がF1に参戦しているなんて本当に幸運だと思う。今日ドライバーパレードをした時に多くの人が声援を送ってくれたんだ」
「レース前、ヘルメットをかぶった時に頭に浮かんだのはその時の光景だったよ。ドライバーにとって、天気にも恵まれて多くのファンが自分のレースを楽しみにしてくれているなんて、これ以上うれしいことはないんだ。それこそが醍醐味(だいごみ)なんだよ。今日ここでチャンピオン決定というのは、本当に言葉では言い表せない。最高なんてものじゃないよ」