ヒスパニア、F1オーストラリアGP予選落ち

2011年03月26日（土）

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ヒスパニア・レーシング（HRT）が、事前に予想されていたとおり、オーストラリアGP予選Q1でトップから107％以内のタイムを記録できず、予選落ちとなった。

今年のF1には107％ルールが復活した。これは、予選Q1でトップから107％以内のタイムを記録できなかったクルマは、決勝への出場を認めないというルール。3チームが新規参戦した昨年、新規参戦組と既存チームのタイム差があまりにも大きく、それがコース上での顕著なスピード差として現れていた。

しかし、大きなスピード差のあるクルマが混在してレースを戦うのは危険だという意見もあり、今年から107％ルールが復活することとなった。

HRTは開幕前に2011年型車でのテストをまったく行っておらず、予選落ちになる可能性が高いとみられていた。そして迎えた予選、HRTの2台は数周しか走行していない状態で挑んだが、予選Q1のトップから107％以内のタイムを記録することはできなかった。

予選中の急激な天候変化やトラブルなどを想定し、予選で107％以内のタイムを記録できなかった場合でも、フリー走行中に決勝出場が妥当だと判断できるタイムを記録していれば、特例として決勝出場を認める場合もあると規定されている。

だが、HRTはフリー走行でも満足に走行できていなかったことから、この特例が適用される可能性は低いとみられている。

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