レッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコは、F1が分裂する可能性もあるとの意見を否定した。
フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は先日、F1の商業面などを規定したコンコルド協定の期限が2012年末で切れるのと同時に、チーム側が現F1オーナー企業であるCVCキャピタルと袂(たもと)を分かち、別シリーズを立ち上げる可能性があると語っていた。
この問題についてマルコは、以前から存在している、F1の商業利益の分配が問題の根源になっていると認め、『motorsport-magazin.com』へ次のようにコメントした。
「うまい妥協点を見いだせるよう願っている」
「フェラーリは最もよく知られたチームであり、最も長くF1にいるチームでもある。だが、彼らはイタリア人だ。ほかの国の人よりも、感情的に表現する傾向があるようだね。私の意見としては、現状はあまり悪くないように思える」