マーク・ウェバー(レッドブル)は、母国オーストラリアのスポーツ界の最高所得者であったが、その所得ランキングで1位を明け渡すことになった。
『Business Review Weekly(ビジネス・レビュー・ウィークリー)』が行っているオーストラリアでもっとも裕福で権力がある人物の年間調査で、ウェバーの今年の収入は900万ドル(約7億円)であることが明らかとなった。
この金額はウェバーと同じくサウス・ウェールズ出身で今年ホンダのマシンを駆ってMotoGPを制したケーシー・ストーナーの今年の収入よりも50万ドル(約3900万円)少ないと伝えられている。
しかし、ウェバーもストーナーもバスケットボール選手のアンドリュー・ボーガットにはかなわないようだ。ボーガットはNBAのミルウォーキー・バックスとの新たな契約によって1350万ドル(約10億5000万円)という金額を手にする見込みだ。
その一方でモトクロスのチャド・リードの所得は850万ドル(約6億6000万円)で、ツール・ド・フランスの覇者となったカデル・エヴァンスの500万ドル(約3億9000万円)を上回ったと報じられている。
ところが電子版『WA Today』紙によると、来年トロ・ロッソから念願のF1デビューが確定した、ダニエル・リチャルドの収入は20万ドル(約1560万円)以下とのことで、高額所得者のランキングに名を連ねるまでには長い道のりがありそうだ。もっとも、今週になるまでリチャルドはF1での仕事を手にすることができるかどうかも確かじゃない状態だった。当のリチャルドは「本当にそれ(契約発表)があるなんで思いもしなかったし、それまでは居ても立ってもいられなかった。僕の契約が発表されて心底安心としているよ」と語った。