2011年の開幕戦となるはずだったにもかかわらず政情不安から中止されたバーレーンGP。2012年の開催も不安視されている同グランプリについてマーク・ウェバーは「時間が経てばわかる」と語っている。
バーレーンGPは政治もからみ背景が複雑であるためか、見解を述べるドライバーがあまりいない中でウェバーは最も率直だった。バーレーン国内の政治情勢は今も不安定なままであるとして、すでに来年4月のグランプリ開催の中止を見越した報道も一部でされているが、ウェバーは『Daily Mail(デイリー・メール)』に対して次のように語った。
「とても深刻な事態が起きたというのは確かだよね。しかもまだ続いているのかもしれない。でも解決するまで待つしかないよ。人だっていつかは前に進むから。こんな状態はもう充分か? それは数カ月後にわかるよ」
また、2011年のように中止になってしまうと思うかという質問に対しては、代替えとまでは言わずとも穴埋めは必要だと考えているようだ。
「商業的な理由、またバーレーンのように政治的な要因のためにカレンダー通りの開催が危ぶまれることがあるとわかっているから、バーニー(エクレストン/F1最高権威者)はあんなにたくさんのグランプリを1年間に詰めこんだんだよ」