ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)は6日(火)、フランスのスポーツ紙『L’Equipe(レキップ)』に掲載されたインタビューでF1参戦数と勝利数の割合について質問され、キレる寸前となった。
2011年のロズベルグは、メルセデスGPに加入した前年度に比べ50点以上も少ないポイント獲得数に終った。それにも関わらずロズベルグは、同チームと新たに複数年契約を結んでいる。
現在26歳のロズベルグは、F1で100戦以上を経験しながら、勝ちには恵まれない。『L’Equipe(レキップ)』によると、今後も長く同じ状況が続く可能性があるのかと問われた時、ロズベルグの答えから怒りが感じられたという。
「ただの数字だろ。そんなの報道記者の引っ掛けさ。僕は気にしていないし、考えもしない。もしバトン(ジェンソン・バトン/マクラーレン)が君ら(マスコミ)の言うことを聞いていたら、世界チャンピオンになる前に、とっとと引退しているよ」
「僕がメルセデスと契約を延長したのは、このチームと共に勝てると思ったからだ」
しかし、2011年の3月にオーストラリアGPで初めてメルセデスGPのクルマMGP W02でレースしてみて「ちょっと失望した」と、当時の心境を素直に認めている。
「大いなる希望をもってメルボルンに臨んだんだ。ところが、これではレッドブルにまるで歯が立たないと悟ったよ。今はこの1年に、まずまず満足している。2年続けてチームメート(ミハエル・シューマッハ)より上位で終わったからね」