トロ・ロッソでは、2011年に所属したセバスチャン・ブエミとハイメ・アルグエルスアリを2012年もキープする可能性がますます高まっている。
どちらか一方、場合によってはふたりとも、レッドブルのドライバー育成プログラムに所属するダニエル・リチャルドまたはジャン・エリク・ベルニュに取って代わられると見られていた。
ところがリチャルドは6日(火)、地元オーストラリアのマスコミに、アルグエルスアリもブエミも2012年は安泰だろうと語ったのだ。リチャルド自身は、ヤルノ・トゥルーリに代わってロータス改めケーターハムに移籍するかもしれないとうわさされている。
ブエミはスイス『Blick(ブリック)』紙に、次のように話す。「何が起きているのか知らないんだよ。五里霧中さ。分かっているのは、決定が12月中に下されることだけだ」
また同紙は、ベルニュが来季も控えのリザーブ・ドライバーにとどまる方向であることを伝えている。
ブエミは次のように続ける。「ここ数日は様子見って感じかな。予定といえば、僕を支援してくれている時計メーカーの“オーデマ・ピゲ”と約束があるぐらいだね。その後は、今月11日から14日にかけてイギリスのミルトンキーンズにあるレッドブルのファクトリーを訪れ、シミュレータに乗るんだ。いつも通りに仕事をするだけだよ」
いっぽうでスペイン『AS』紙は、トロ・ロッソを支援するスペインのエネルギー企業『セスパ』に近い筋の情報として、同社の見解を次のように伝えている。「アルグエルスアリは、(トロ・ロッソの)プロジェクトにとって欠かすことのできない人材だ」
同記事は次いで、ブエミが2012年もチームにとどまると報じている。