マーク・ウェバー、フリー走行と予選でのDRS使用制限を要望

2011年11月19日(土)

マーク・ウェバー(レッドブル)が『BBC』の自身のコラムで、今シーズン、フリー走行と予選における無制限のDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)使用が多くのクラッシュを引き起こしたと主張し、グランプリ期間中のDRSの使用に制限を設けるべきだと意見している。

今シーズンから導入されたDRSだが、無制限に使用することはドライバーの負担を増大させるとして、その危険性に対して懸念を示すドライバーも何人か出ているのも事実だ。

ウェバーは技術革新そのものには、おおむね賛成はしているが、チームやF1組織がいかに努力し続けても、追い抜きは「依然として難しいチャレンジ」であると述べている。また、決勝では所定のDRSゾーン(DRSの使用が可能なエリア)があるが、使用に制限のないフリー走行や予選では「限界まで攻めすぎる」ドライバーもいて、危険な場所でDRSを作動させていると指摘し、次のようにコメントしている。

「ブルーノ・セナ(ロータス・ルノーGP)は日本GPで(DRSの使用が原因で)クラッシュしたし、僕自身にも同じことがハンガリーGPのフリー走行で起こった。僕のチームメート、セバスチャン・ベッテルがフリー走行でクラッシュするのも同様の理由だ」

「僕らドライバーの大多数が決勝以外でのDRSの使用に制限を設けて欲しいと考えている。決勝のように使用可能なエリアを指示すると良いと思うし、直線のみにすべきじゃないかな。それからコーナー出口ギリギリでのDRS作動にならないように、作動する位置も細かく規定して欲しい」

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