フェラーリ、2013年にロバート・クビサ獲得か

2011年11月19日(土)

フェラーリがケガからのF1復帰を目指し現在リハビリを続けているロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)に興味を示していると報じられた。

なかなか復帰の目処が立たないクビサに対しては、今年限りとなっている現行の契約が更新されないのではないかとの憶測も出てきている。この場合、これまで来季ドライバーラインアップの最終決定を先延ばしにしてきたロータス・ルノーGP側は、現レースドライバーのビタリー・ペトロフとブルーノ・セナ、さらに今年のGP2チャンピオン、ロメ・グロジャンから選出するのではと見られている。

さらに、チームとクビサの双方は連絡が途絶えがちになっていて、チーム代表のエリック・ブーリエですらクビサと何週間も言葉を交わしていないといううわさも流れている。クビサ側の現状が把握できぬまま、再び手術をする必要があるという話まで飛び出した。

「クビサはほとんど誰とも連絡を取っていないよ。(母国である)ポーランドの記者でさえもね」と関係者のひとりは『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対して語っている。

クビサとチームとの関係が取りざたされている一方で、フェラーリがクビサに興味を示しているという話も出てきた。フェラーリは来年クビサの査定を行い、2013年から現レースドライバーのフェリペ・マッサの代わりに起用することを検討するのではとささやかれている。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、まだこの件は「憶測に過ぎず、そもそもクビサが元の走りを取り戻せるかすら誰にも分からない」とした上で、次のように結論づけている。

「クビサはF1マシンに乗って良いラップタイムを出し、競争力を証明しなければ評価をあげることはできない。もしケガをする前の状態に戻ったということを示せるのならば、多くの選択肢が生まれるだろう。それはフェラーリに限ったことではないはずだ」

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