ロバート・クビサ(ロータス・ルノーGP)がF1復帰を果たせるのが来季のシーズン途中になったとしても、ロータス・ルノーGPはクビサのためにシートを用意しておく。同チームのチーム代表エリック・ブーリエが語った。
クビサは、F1の開幕前に参加したラリーでクラッシュ。一命は取り留めたものの、右半身を中心に重傷を負い、リハビリのため今季F1は欠場した。現在は復帰に向けた懸命のリハビリを続けているが、来季の開幕には間に合わないとの見方が有力になってきている。
クビサとロータス・ルノーGPの現契約は今年いっぱいになっているものの、もし復帰可能であればクビサと契約する意思をロータス・ルノーGP側は明確にしていた。ロータス・ルノーGPは、当初10月に設定していた来季ドライバー決定の期限を、クビサの状況を見極めるために延長し、今もまだ来季のラインアップは発表されていない。
しかし、万が一クビサの復帰が開幕に間に合わず、シーズン途中になったとしてもロータス・ルノーGPは受け入れるようで、ブーリエが次のように『Autosport(オートスポーツ)』へ語っている。
「もし(復帰が)来年のシーズン中になるとしても、問題はないだろう? いくつかの条件について話し合う必要はあるがね」
「私は彼に対して道徳的に正しく接してきており、われわれにとって非常に重要な存在なので、忍耐強く待っている」
「もし彼が復帰できるようなシナリオを描けるのなら、それがシーズン途中であっても、その実現のために手を尽くす。だが、それ以上のことはできないよ」