来季にロータス(現ロータス・ルノーGP)からF1復帰することが決まっているキミ・ライコネンが、来月に旧型F1マシンを使ったテストを行い、復帰に向けた準備を本格化させることを明かした。
2009年にF1を離れ、WRC(世界ラリー選手権)やアメリカのNASCARを走ってきたライコネン。来季にF1へ復帰するものの、シーズン前テストが始まるのは2月上旬。3月にオーストラリアGPでF1が開幕するわずか5週間前だ。
「2月まで新車をテストできないから、長く待たされることになる」
「でも、1月に2年前のF1マシンを走らせることができるはずだ」とライコネンは語った。
現在のF1では、各チームが集まって行う合同テストと、シーズン中に限られた日数のみ認められている空力確認用の直線テストしか実走テストは許可されていない。だが、プロモーション用の撮影などを目的に、デモ走行用のタイヤを装着した旧型マシンなどを走らせることは認められており、ライコネンはこの規定を利用してテストを行うとみられる。
「もちろん、通常のトレーニングもやっていくけど、チームのことをもっとよく知ったり、僕が離れている間に変更されたことをすべて確認したりすることにも取り組むよ」とライコネンは加えている。