キミ・ライコネン、真の狙いはウィリアムズの共同オーナー権?

2011年11月19日(土)

ウィリアムズからのF1復帰が確実視されている元F1王者キミ・ライコネン。すべて準備は整い、あとはチームからの正式発表を待つのみのようだとドイツの『Bild(ビルト)』紙が報じた。

『Bild(ビルト)』紙によると、ライコネンのF1復帰は今週にも正式に発表される可能性もあるという。ライコネンの復帰を待ちわびているファンは多く、そのひとりが今シーズンの王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)だ。

「ライコネンは驚くほど優れたレーサーだよ。復帰してくれたら本当にうれしい」とベッテルはコメントしている。

しかし、ライコネンの場合は単なる復帰話では済まなそうだ。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ライコネンの狙いはドライバーとしての復帰のみならず、ウィリアムズの共同所有権を獲得することにあると報じ、「彼の復帰は複雑なものだ」と指摘している。

また同紙はライコネンが「とても裕福な実業家、それもおそらく中東の実業家たちのサポートを受けている」とも報じ、一種の共同事業を起こすかのごとく、ウィリアムズの株式の20パーセントを獲得するために動いていると明かした。

実際、ライコネンは自身のマネジャーと共に2004年から2010年までF3チームの共同オーナーを務めた経験がある。

しかし一方で、ライコネンがウィリアムズでなくロータス・ルノーGPに対しても同様の条件で興味を示しているという憶測もあり、最終的な発表がされるまでは目が離せない。

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