F1復帰についてこれまで口を閉ざしてきたキミ・ライコネンが、ついにウィリアムズとの交渉が事実であると認めた。
2007年のF1王者であるライコネンは、2009年末にF1を引退。その後はWRC(世界ラリー選手権)やアメリカの人気カテゴリーNASCARなどに参戦してきた。しかし、2011年にウィリアムズへ加入し、F1へ復帰するのではないかとうわさされており、すでに契約は結ばれ、今週末に発表されるとも報じられている。
ウィリアムズ側はすでに、ライコネンと交渉中であると認めていたが、ライコネンも交渉を認め、母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙には、次のようなライコネンのコメントが掲載された。
「彼ら(ウィリアムズ)と交渉を重ねている。でも、まだ何も合意はしていないよ」
また、ラリーやNASCARを走ったこの2年間で、大きく成長したとライコネンは話している。
「とても楽しかったし、初めのころに比べると、僕はとても成長した」
「常にできるだけ速く走ろうとしていたけど、特に何かを期待していたわけじゃない。結果がいい時もあれば、あまりよくない時もあった」
最近のF1では、3年間のブランクを経て現役へ復帰したミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)の苦戦が話題になっている。ライコネン自身も2年間F1を離れていたものの、F1が大きく変わったわけではないとライコネンは語った。
「テレビで見る限り、大きく変わっていないね。一番の違いはタイヤだよ」
そしてライコネンは、F1復帰が難しい挑戦になることはないとも語っている。
「人生の大半をレースしながら過ごしてきたからね。ほかのことに挑戦するほうが難しいよ」