ヒスパニア・レーシングのナレイン・カーティケヤンは、23番手からカナダGPをスタートして14位でゴールしたものの、コーナーをショートカットしてアドバンテージを得たとして、20秒加算のペナルティーを科された。これにより、17位へ降格となった。
ナレイン・カーティケヤン
「僕たちにとっては、とても面白いレースになったよ。これまでのベストリザルトを達成できた。今日はウエットでも、ドライでもうまく走れていたよ。最後のインターミディエイト(路面の水量が少ないとき向けの雨用タイヤ)は、もう少し長く使いたかった」
「あのセットのタイヤでトニオ(ビタントニオ・リウッツィ/チームメート)を抜いていたから、もう1周走っていれば、もう少し順位がよかったかもしれないね」
「なぜか、ドライタイヤへ交換するという連絡が僕には聞こえなくて、またインターミディエイトを装着すると思っていたんだ。ピットを出るときにドライタイヤを装着していると気付いたんだけど、もう手遅れだった。すでに路面がぬれている部分に行ってしまい、クルマが大きく滑ってかなり順位を落とした」
「でも、それを除けば楽しいレースだった。ほかのクルマを抜くこともできた。ダンブロシオ(ジェローム・ダンブロシオ)やグロック(ティモ・グロック/ともにヴァージン)をね。それに、レースを完走できてとてもうれしいよ」