メルセデスGPのニコ・ロズベルグとエンジニアのアンドリュー・ショブリンが、F1シートベルトについて解説した。
F1ドライバーは、Gフォースと呼ばれる力を戦いながらF1マシンを走らせている。Gフォースは、コーナーを曲がるときに身体が横へ持っていかれる遠心力や、加速や減速で身体が前後へ持っていかれる力のこと。そのため、シートベルトで身体を固定しなければ、F1マシンを操縦することは不可能になっている。
また、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の規定により、F1ドライバーは10秒以内にコックピットから脱出し、ステアリング(ハンドル/基本的にはステアリングを外して乗り降りする)を元に戻せなくてはならない。そのため、ボタンを押すだけでシートベルトを外せるようになっている。