フェラーリが、F1の公式チーム名変更を決断。長年タイトルスポンサーを務めているタバコブランド「マールボロ」の名が、ついにチーム名から消えることになる。
かつてF1では、多くのタバコメーカーがスポンサー活動を行っていたが、各国でタバコ広告が禁止されたことを受け、現在ではF1からタバコ広告が姿を消している。しかし、タバコメーカーからのスポンサードを受けることが禁止されているわけではない。
そのため、今もタバコメーカーのフィリップ・モリスがフェラーリのタイトルスポンサーになっており、公式チーム名は同社のブランド名を入れ、スクーデリア・フェラーリ・マールボロとなっていた。クルマやチームスタッフのウエアにロゴを入れることもできないため、フェラーリはマールボロのロゴを連想させるようなバーコードをクルマやウエアに掲出していたが、昨年にはこれにサブリミナル効果があると話題になり、結局フェラーリはバーコードの掲出をやめている。
しかし、『thef1times.com』によると、フェラーリは公式チーム名の変更を決断。マールボロの名をチーム名から外すよう決めたという。
フェラーリがマールボロの名を公式チーム名に残していることについては、反タバコ団体からの抗議があったようで、不要なトラブルを避けるための決断とフェラーリ側も認めているようだ。
先日にフェラーリは、フィリップ・モリスとの契約を2015年まで延長したと発表したばかり。フェラーリとフィリップ・モリスの新契約は、4年間で3億ユーロ(約346億円)だと言われていた。