ヤルノ・トゥルーリ(チーム・ロータス)がドイツGPを欠場し、代役としてリザーブドライバーのカルン・チャンドックが出場することをチーム・ロータスが発表した。
チャンドックは昨年、ヒスパニア・レーシングに所属していたものの、シーズン途中にシートを喪失。今年はチーム・ロータスにリザーブドライバーとして加入し、初開催される母国レース、インドGPへの出場を目指していた。
チーム・ロータスのチーム代表トニー・フェルナンデスは、チャンドックにチャンスを与えたかったと語っている。また、フェルナンデスによると、欠場するトゥルーリも、チャンドックへシートを譲ることに「こころよく賛成」しているという。
トゥルーリは今シーズン、チーム・ロータスの2011年型車T128のパワーステアリングに不満を抱え、それが不調の原因だとも言われていた。
「彼(トゥルーリ)との契約更新が交渉の段階にあることをうれしく思っている。すぐに詳細を明かせると期待しているよ」とフェルナンデスは加えた。
今週末には、トゥルーリもドイツGPの舞台となるニュルブルクリンクに姿を見せるとみられている。また、来週に行われるハンガリーGPでは、チーム・ロータスが新しいステアリング・システムを導入することから、トゥルーリが再びシートに戻ることになりそうだ。