ロータス・ルノーGPのビタリー・ペトロフが、スパ・フランコルシャンで行われるベルギーGPに向けた意気込みを語った。
Q:夏休み明けのレースですが、目標は何ですか?
ビタリー・ペトロフ:ベルギーGPはビッグレースだよ。僕たちが持ち込む改良がうまく機能することを願っているけど、パフォーマンスがどんなものになるのか確認してみないとね。でも、スパ・フランコルシャンのことはよく知っている。去年はいいレースをできたんだ。
ペトロフ:最高なサーキットで、ドライバーにとっても大きな挑戦になる。いろいろなコーナーがって、アップダウンもあり、天候がいつ変わってもおかしくないからね! あるコーナーで路面がぬれていても、コースの別の場所ではドライなんてこともある。
ペトロフ:スパでは何が起きるか分からないけど、週末に向けてより準備を整えることができることを願っているよ。シーズンの流れを変えるためには重要なことだし、それをできると確信している。
Q:シーズン中に休みを取り、それまでのことを振り返るのはドライバーにとって重要なことですか?
ペトロフ:チームにとっても、休みは重要だと思う。チームのパフォーマンスを理解する時間も作れるしね。僕たちとしては、なぜパフォーマンスのレベルが落ちたのか理解するのに重要だった。それもうまくいったと思うよ。僕個人としても、充電するチャンスになったよ。前半戦が忙しかったから、かなり疲れていたけど、休みを取ってまた全力で戦う準備ができた。
Q:シーズン前半を振り返ってみていかがですか? そして、今後の目標は?
ペトロフ:前半戦は、僕たちが期待していたほど成功できなかった。ヨーロッパでのレースが始まるころには、明らかにクルマのパフォーマンスが落ちていたね。問題を抱えた理由についてチームが理解するには、少し時間が必要だったんだ。でも、うまく理解できたと思っているよ。
ペトロフ:僕たちは将来のことや、今後のレースのことを見据えている。シーズン終了も近いから、みんなの持久力がどんどん重要になってくる。その面で、僕たちが最高のチームであることを願っているよ。
Q:2011年これまでの段階で、あなたは昨シーズンの合計以上のポイントを獲得しました。この成功の裏には、どんな秘密があるのですか?
ペトロフ:特定の理由を挙げるのは難しいね。でも、僕たちは開幕前にうまく準備できたし、(序盤戦の)オーストラリアGPやマレーシアGPでいいスタートを切れたことも大きかったね。またポイントを獲得したいという願望がこれまで以上に強くなっている。それを楽しんでもいるんだ。
Q:スパ・フランコルシャンは歴史あるサーキットです。特に気に入っている部分はありますか?
ペトロフ:お気に入りのコーナーというのはないよ。もちろん、オー・ルージュ(2コーナー※)を全開で抜けるのは重要なことだよ。有名で人気も高いサーキットだから、ここでいい成績を残す意味は大きいね。
※オー・ルージュは、急な坂を下ってから一気に坂を駆け上がる、名物の高速コーナー。壁のような坂を登っていくことから、度胸の試されるコーナーとして昔から人気がある。