HRTのダニエル・リチャルドは、モンツァ・サーキットで行われたイタリアGPを23番手からスタートしたものの、規定周回数を走破することができず、完走扱いにはならなかった。
ダニエル・リチャルド
「本当に良くない出だしだった。なぜかスタートでアンチ・ストール(エンストを防止するシステム)が作動して、ギアが3速に入ってしまい、その後エンジンが停止した。そのあとマシンは動かずピットに戻らなければいけなかったんだ。エンジニアたちのおかげでもう一度レースに戻ることができたんだけれど、今度はエンジンの温度が上がってしまい、再度ピットインしたよ」
「そして数分後やっとコース上に戻った時、ちょうど込み合っているところに入ってしまって、ペースを取り戻すのが少し難しかった。ピットストップ後は何周かいいタイムが出せたし、いろいろデータも集められた。何も得られないよりは良かったと思うけれど、次のシンガポールGP(25日決勝)でさらに良い結果を得られるようにしたい」