2012年F1に、再び予選用のタイヤが導入されることはないようだ。
今季ピレリがF1へ供給しているタイヤは、性能低下の早さが問題になっている。また、予選の最終セッションQ3へ進出したドライバーは、ベストタイムを記録したタイヤで決勝をスタートしなければならないため、タイヤを節約する目的でQ3の周回数を少なくするドライバーが多く、Q3で一度もコースへ出ないドライバーもいるほどだった。
この問題についてピレリのF1担当責任者であるポール・ヘンベリーは1か月前、予選用タイヤの導入を提案していた。しかし、これは来季以降のF1に対するアイデアの1つだったと述べ、次のように語った。
「結局、こういうことについての決定はチームと一緒になって行うものだ。彼らはノーと言うかもしれないがね」
そして、ヘンベリーは15日(木)に自身のツイッターで、フォロワーから「その申し出に対してゴーサインは出たのか」と問われ、次のように答えている。
「2012年にはないよ」