セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、今週末に行われる日本GPにおいて、史上最年少でのF1連覇を確定させることがほぼ確実となった。
昨年に史上最年少F1王者になったベッテルは、今年も圧倒的な強さを見せ、2年連続でのタイトル獲得に向け、着実にポイントを重ねていった。そして、鈴鹿サーキットで行われる第15戦日本GPでタイトルを確定させることがほぼ確実になっている。
日本GPを終えると、残るレースは4戦。仮に、ポイント数が同点で並んだ場合、優勝数によってチャンピオンは決まる。しかし、すでに今季9勝を記録しているベッテルが、今季2勝のランキング2位ジェンソン・バトン(マクラーレン)に優勝数で並ばれることはない。
日本GPを迎える段階で、ベッテルとバトンのポイント差は124ポイント。現在のF1では、レース優勝で獲得できるポイント数が25ポイントであるため、日本GPを含めた残り5戦すべてでバトンが優勝し、ベッテルがポイント獲得を逃さない限りはベッテルのタイトル獲得が決定する。
つまり、ベッテルが10位以上になって1ポイントでも獲得した場合、バトンの順位に関係なくベッテルが王者に。また、バトンが優勝を逃した場合には、ベッテルの順位に関係なく、今年の王者はベッテルに決まる。
ベッテルが11位以下になり、バトンが優勝した場合には、来週に行われる韓国GP以降にタイトル確定は持ち越されるが、今後もベッテルがノーポイントになり、バトンが優勝しない限り、その場でベッテルのタイトル獲得が決定する。
■ベッテルのタイトル確定条件
ベッテルが10位以上に入賞。もしくは、バトンが2位以下。
■タイトル確定が次戦に持ち越される条件
ベッテルが11位以下で、バトンが優勝。