続報:インディカー最終戦、15台の大クラッシュ。佐藤琢磨は…

2011年10月17日(月)

16日(日)にラスベガスで行われていたインディカーシリーズ最終戦で発生した多重クラッシュでダン・ウェルドン(サム・シュミット・モータースポーツ)が亡くなった。

事故が発生したのは11周目。34台が一団になって周回している中段付近で他車と接触し、スピンしたクルマがいたことをきっかけに、15台を巻き込む多重クラッシュに発展した。レースは12周を終えた時点で中断され、その後、中止になることが決まった。

中段で発生したスピンをきっかけに、同時多発的にクラッシュが発生し、後続のクルマが減速できないまま前を走るクルマに激突してしまった。

また、タイヤが露出しているフォーミュラカーで最も危険と言われるタイヤとタイヤが接触する状態になったクルマも複数あり、数台のクルマが宙を舞い、コース脇のフェンスや壁に激突。ウェルドンも十分に減速できないまま前を走るクルマに激突し、クルマが宙に浮いていた。

このクラッシュに佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロジー)は巻き込まれていないとみられ、事故後にバイクでサーキット内を移動する琢磨の姿も確認されたことから、琢磨にケガはないと思われる。

ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、ピッパ・マン(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、J.R.ヒルデブランド(パンサー・レーシング)も病院へ運ばれたが、詳しい情報は発表されていない。

ラスベガスのレースは中止となり、ウェルドンのために5周の追悼走行が行われた。

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