ザウバーからF1若手ドライバーテストに参加を予定している22歳のスイス人、ファビオ・ライマー。かなりの代金を支払ってのテスト参加となるようだ。
ライマーは、F1直下のカテゴリーGP2で2シーズンを過ごした若手ドライバー。11月13日(日)に行われるアブダビGP後、おなじくヤス・マリーナ・サーキットを舞台に15日(火)から17日(木)にかけて実施される、若手ドライバーを対象にしたテストへザウバーから参加する。
ザウバーCEOのモニシャ・カルテンボーンは、「ファビオに機会を与えることができてうれしい」とコメントしていた。
その一方で『Blick(ブリック)』紙は、このテストによりザウバーには数千万円もの大金が転がり込むと報じている。ライマーは24日(月)、シート合わせのためスイス・ヒンウィルのチーム本拠地を訪れ、次のように話した。
「確かに、このテストには資金を必要とした。それがF1だから、仕方ないよ。まずはテストをしてもらわなければ、何も始まらないだろ」
金額については口をつぐむライマーだが、『Blick(ブリック)』紙によると、トロ・ロッソの場合はアブダビのテスト代金として20万ユーロ(約2,100万円)をドライバーに課すという。そしてそのマシンに乗るのは恐らく、ライマーと同じくGP2で活躍するフランス人、シャルル・ピックだ。
『Blick(ブリック)』紙のシュテファン・マイヤー記者は、次のように伝えている。「ザウバーのテスト代金も、やはり数十万ユーロに上るだろう」