インドGPの開催地であるブッダ・インターナショナル・サーキット付近で29日(土)、伝統的スポーツであるカバディの試合をしようとした地元農家24名が逮捕されたものの、後に釈放されていたようだ。
厳重警備の中でF1を開催したサーキット側は「誰もF1開催を妨害する事はできない」と語っていた。
およそ1,000ヘクタールもの広大な土地が、主催者であるジェイピースポーツに買い取られた農家側は「破壊するつもりはなかった。世界の人に現実を見てもらうため、カバディで抗議したかった。レースのために私たちの土地は取られてしまったのに、私たちの子どもはF1を見る事を拒否されたんだ。F1のチケットは高すぎて、レースを見る事ができないんだよ」と訴えた。
土地を取られた農家の1人は「以前、私たちの要求が1週間以内に満たされない場合、レースを妨害するとした書簡を送った。土地の件については、すでに裁判で判決が出てしまっているが、正義が私たちの味方をすると信じている」とコメントした。
カバディは、インドやバングラデシュなどの国技。鬼ごっこと格闘技を組み合わせたものと表現されることが多い。