F3マカオGPは18日(金)、予選2回目が行われ、シグネチャーのマルコ・ウィットマンがポールポジションを獲得。全日本F3王者の関口雄飛(ミュッケ・モータースポーツ)は10番手だった。
前日は雨に降られたマカオだったが、この日の午前中に行われたフリー走行2回目でようやくドライタイヤによる走行が可能になった。このセッションでは、今年のF3ユーロシリーズでランキング2位になったウィットマンがトップに。そして、午後に行われた予選2回目でも序盤からウィットマンがトップに立った。
その後、ウィットマン、今年のF3ユーロシリーズ王者ロベルト・メルヒ(プレマパワー)、イギリスF3で今年の王者になったフェリペ・ナスル(カーリン)らによるトップタイム更新が続く。しかし、ウィットマンが最後のタイムアタックでトップタイムを更新してポールポジションを獲得した。
「最終ラップであれを達成するなんて、とても素晴らしいよ。予選でトップになるのは最高の気分だね。でも、まだ長いレースが2つ残っている。ここのストレートでは追い抜きが簡単だけど、僕のペースはいいと思うし、自信は大きいよ」とウィットマンは語った。
メルヒが2番手になったものの、前日の予選1回目で他車と接触したことによるペナルティーを受けて7グリッド降格。これにより、アントニオ・ダ・コスタ(ハイテック・レーシング)が2番グリッドに。F1でウィリアムズのテストドライバーを務めるバルテリ・ボッタス(ギャラクシー・ダブルRレーシング)が3番グリッドにつく。
日本勢では、トムスのアレキサンダー・シムスが5番手、リチャード・ブラッドレーは26番手、全日本F3王者の関口が10番手、モトパークの佐藤公哉は15番手、戸田レーシングの山内英輝が23番手、スリーボンド・レーシングの安田裕信は28番手だった。
19日(土)には予選レースが行われ、20日(日)の決勝で今年のF3世界一が決定する。
・F3マカオGP予選2回目の結果
・【動画】F3マカオGP予選2回目
・【動画】F3マカオGPフリー走行2回目