11月27日(日)、富士スピードウェイで開催され盛況に終わった「トヨタ・ガズーレーシング・フェスティバル(TGRF)」で、豊田社長が自ら運転して発表した話題の「86(ハチロク)」。話題の86に試乗するチャンスを得られたので、早速、誰もが気になる86のファーストインプレッションをお伝えしよう。
「ドライバーの感覚ひとつでいかようにも取り回せる“手の内感”や操る楽しさを体感できる『直感ハンドリングFR』」をコンセプトに開発された86らしく、スポーツカーとして運動性能が良いクルマ。前後の重量配分が良く、フロントの回頭性が素晴らしいので、楽しさと同時に安心感がある。ハンドリングはとてもよく、ハンドルを切った分だけしっかり反応してくれる。リアが軽く感じられ、振り回しやすそうな感覚を得た。
トランスミッションは6速MT(マニュアル)と6速AT(オートマ)の2種類から選択が可能。マニュアルシフトの操作感は、カチッとしていて、シフト操作が楽しくなる。ただ、純正のクラッチペダルはもっと浅くても良いと感じた。自分だけの86にカスタマイズするなら、好みのペダルへ交換するのも面白いかもしれない。
アクセルの反応は、オートマでもとても良い感触を得られるが、マニュアルのほうがダイレクト感がある。よりダイレクトな感触を楽しみたければ、マニュアルの方が良いだろう。だが、オートマでも十分に楽しめる車だ。また、ブレーキがしっかり仕事をしてくれるので安心感がある。
純正で装備されているセミバケットシートは、ソフトな乗り心地ながらも、しっかりと脇をホールドしてくれる。純正シートのままでもスポーティーな走行を楽しめそうだ。
ノーマルの状態でも十分に楽しめる仕上がりの86。しかし、試乗の担当者も言っていたことだが、いろいろなパーツを交換し、「カスタマイズする楽しさ」も味わえる車だ。自分の気に入ったパーツを組み合わせ、世界に1台しかない自分だけの86に仕上げていくのも面白いだろう。
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