フェラーリ、タイトル奪還を目指し「革新的パーツ」導入へ

2011年01月07日(金)

2010年は最終戦でF1のドライバーズ選手権獲得を逃したフェラーリが、タイトルを獲得したレッドブルとの差を埋めるため、空力部門を再編し、風洞施設を改良した。

これは、フェラーリのチーフデザイナーであるニコラス・トンバジスが明かしたもの。フェラーリが2010年の最終戦でタイトルを失ったのは、戦略の判断ミスだとの意見が多い。しかしトンバジスは、フェラーリの2010年型車F10に、レッドブルが2010年シーズンを戦ったクルマRB6ほどの速さがなかったことを認めている。

「主に空力の分野で、われわれのクルマはレッドブルほど良くなかった」

「そのため、空力部門を再編し、風洞の改良を行い、野心的な開発プログラムをスタートさせた」

「そしてもちろん、革新的な新パーツを投入したいと思っている」とトンバジスは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』へ語った。

フェラーリは、2月1日(火)にバレンシアで始まる1回目の合同テストに新車を持ち込むが、シーズン開幕までに合計4回行われるテストの中で、フェラーリの新車が大きく進化していくとトンバジスは話している。

「開幕戦に向けて、非常に大きな進歩を予想している。開発という面では、大きな可能性が秘められているのでね」

この記事をシェアする

【関連記事】

2011年 F1ニュース一覧 rss

2011年F1ドライバー

2011年F1チーム

世界選手権

フォーミュラカー

市販車ベース