ブルーノ・セナが、サードドライバーとしてロータス・ルノーGPに加入した。
2010年に、新規チームであるヒスパニア・レーシング(HRT)でF1デビューを果たしていたセナだが、チームも参戦初年度だったこともあり、1年を通じて苦戦を強いられた。そしてセナは、シーズン終了と同時にHRTを離れていた。
しかし、ロータス・ルノーGPが31日(月)に2011年型車R31を発表した際、同チームのレーシングスーツに身を包んだセナの姿もあり、セナがサードドライバーとして加入したことも合わせて発表された。
ロータス・ルノーGPにはすでに、リザーブドライバーとしてファイルーズ・ファウジー、ヤン・チャロウズ、タン・ホー・ピン、そしてサードドライバーとしてロメ・グロジャンが在籍している。今回セナが加入したことで、同チームには控えドライバーが5人も在籍することとなった。
レギュラードライバーがレースに出場できない事態になった場合、代理出場するのはグロジャンになるとみられていた。しかしセナによると、真っ先にチャンスが巡ってくるのはセナであるようで、『Reuters(ロイター)』が冗談まじりにこう語るセナのコメントを報じた。
「もしほかのドライバーが食中毒になったり、脚の骨を折ったりしたら、誰のせいなのか分からないとしても、誰が代役になるのかは分かっているはずだよ」
現状では、金曜のフリー走行などに出走する予定のないセナだが、2012年のレース復帰に向け、ルールで認められるストレートでのテストや、全戦への帯同が実現することを願っているとのことだ。