ブルーノ・セナ「母国でのレースにとても興奮している」

2011年11月21日(月)

ロータス・ルノーGPのブルーノ・セナが、インテルラゴスで開催されるブラジルGPに向けての意気込みを語った。

Q:前回のアブダビGPは週末を通して残念な内容となりましたが、そこからどのようにして立ち直りましたか?

セナ:まぁ、過ぎてしまった事は水に流すだけだよ。でも、前回の週末の内容がとても悪かったということは認めなくちゃいけない。ある意味、僕たちは苦戦を強いられることを分かっていた。ヤス・マリーナ・サーキット(アブダビGP開催サーキット)が僕たちのマシンR31の特性に適していないことは、ずっと前から知っていたからね。

セナ:そもそもクルマ自体の調子が良くなかったのに、レースではKERS(エネルギー回生システム)に問題が発生して、挙げ句の果てにはドライブスルー・ペナルティーまで食らってしまった。戦略の面でギャンブルに出たけど、それもうまく行かなかったね。それでもアブダビGP全体での僕のペースは、あれがマシンから引き出せる限界だったと確信している。ブラジルGPの週末をより良くするために、もっと競争力の高いマシンが必要になる。

Q:(ブラジルGPが)今季最終戦であるだけではなく、あなたの母国レースということでブラジル全土から注目が集まっていますが…

セナ:自分の母国でレースをすることにとても興奮しているよ。あらゆる面で準備を整えるために、僕はアブダビを出てからどこにも寄らず、ブラジルへまっすぐに帰って来たんだ。

セナ:インテルラゴスの特性が今回のレースを難しいものにするだろうね。伝統あるサーキットだし、僕のホームレースだからより一層特別なグランプリになる。だけど、僕たちが苦手としている長く、低速なコーナーがコースの中盤に待ち構えている。

セナ:ブラジルGPでいい結果を収めるチャンスを手にするためにも、準備万端で臨まなければならない。そんな最終戦でひとつ確かなことがある… それはみんながシーズン最後のレースと、そのレースで僕たちがどんな戦いをしたかを覚えているってことだ。多くの人は2012年を迎えるときも今年最後のレースが記憶に残っているだろうから、シーズンの締めくくりには前向きな結果が欲しいね。

Q:ブラジルへまっすぐに帰ったと言っていましたが、母国グランプリでこなさなくてはならない仕事はどれくらいあるんですか?

セナ:僕はアブダビGPがあった中東からブラジルへとまっすぐに向かった。レースが開催される週末の間はたくさんのことがあるだろうね。レース週末に入る前にいくつかのPRとスポンサー活動が予定されている。それらは普段のレースが行われる週末にはない仕事だ。でもそのほとんどが木曜日に行われるから、いつも通りにレースへ向けた準備に取り組むことができるよ。

セナ:もちろん、ファンのみんなも駆けつけてくれるだろう。ファンのみんながとてつもないほどの力を僕に与えてくれるのは百も承知している。それがチームのためにもいい結果を残したいと思っている僕にとって、大きな後押しになるんだ。

Q:ファンの皆さんについてもう少し話しましょう。あなたは、ブラジルのF1ファンは言うまでもなく、F1ファン全体ととても特別なつながりがありますよね?

セナ:そうだね。サーキットに来てくれるファンのみんなが素晴らしいってことは知っているよ。昨年は1年を通じて、彼らが僕のことを思ってくれていると同時に、大いなる情熱を与えてくれるということを学んだ。だからロータス・ルノーGPで誇れるような成績を収めることで、ファンのみんなに恩返しをしたい。インテルラゴスでは僕たちブラジル人ドライバーに向けてたくさんのブラジル国旗が振られるだろうけど、その光景は言い表せないくらい素晴らしい雰囲気なんだ。

Q:あなたの今シーズン全体を振り返ってみると、うまく進歩できたのではないですか?

セナ:まったくだね。僕はまだ学んでいる最中で、成長もしている。そしてクルマの性能を最大限に引き出すため、エンジニアたちと協力している。僕たちはいくつかの異なる戦略のもとで作業を進めて来ているけど、中にはうまく行っていないものもある。ほかのチームには大きな進歩があったけど、僕たちにはなかった。それが結果に反映されてしまっているね。これもすべて学習の一部さ。そして学んだことを生かして、さらに前へ進むことができるって信じているよ。

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