ピレリ、批判に反論 「グリップの低さは寒さも原因」

2011年02月04日(金)

1日(火)から3日(木)まで行われたバレンシアテストで、大きな話題になっていたピレリタイヤ。ドライバーからは批判的なコメントも出ていたが、同社のF1責任者ポール・ヘンベリーが批判に反論した。

バレンシアテストでは、グリップの低さや耐久性の問題を指摘する声があった。これについてヘンベリーは、テスト時の気温が最適ではなかったためだと語っている。

「寒すぎるとタイヤには良くない」

「それに、タイヤはすべて摩耗するものだということも忘れてはいけない。この数日間、その事実を忘れている人がいたようだがね」とヘンベリーは『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』へ語った。

ヘンベリーによると、今後のテストに向け、タイヤは変更される点もあるようだ。

また、F1の最高権威バーニー・エクレストンは、レース中に複数回のピットストップが必要になるようなタイヤをピレリに要求していたという。これは、ピットストップの回数を増やすことで、多様なレース戦略を採用できるようにし、レースのショー的要素を高めるためだ。

「新車で走っているチームもいれば、去年のクルマで走っているチームもいた。結論を出すには早すぎる」

「1セットのコメントやデータをもとに結論を出すことはできない。それぞれ求めるものは違うので、全般的に理解する必要がある」とヘンベリーは加えている。

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