フェリペ・マッサ「ピットストップは増える」

2011年02月22日(火)

フェラーリのフェリペ・マッサは、バルセロナテスト4日目に121周を周回して、ベストタイムは1分22秒625でトップになった。

フェリペ・マッサ
「今日のテスト結果は前向きだね。たくさんの距離を走れたし、走行距離は僕たちが一番だと思うよ。僕もフェルナンド(アロンソ/チームメート)も、まさにレースそのものと言うようなシミュレーションをして、いろいろな燃料搭載量で全種類のタイヤを試せた」

「ライバルに比べて僕たちがどの位置にいるか? 全チームが同じタイミングで同じことをするまで分からないね。つまり、開幕戦だよ。それまで正確なことは分からない。レッドブルは間違いなく速い。これは確実だね」

「今日の僕たちはいいタイムで走れたし、僕たちのペースは悪くないと思うよ。でも、例えば昨日はロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスGP)が速かったし、マクラーレンなど、目を離せないチームがほかにもいくつかある」

「開幕戦とテストのためにバーレーンへ行くことを前提にプログラムを組んでいたんだ。でも、これは正しい判断だと思うよ。現地の状況は、とても深刻だからね。少しでもリスクがあるのなら、行かないほうがいい。でも、バーレーンに以前のような落ち着きが戻り、また平和になることが何よりも重要だよ」

「ファンのためにレースをやって、彼らに少し希望を見せることもできる。でも、今はバーレーンの人たちにとってF1を開催すべきときではないと思う」

「バーレーンでシーズンをスタートできなくて残念だよ。僕は毎年、バーレーンで気持ちよく過ごせていたからね。みんな歓迎してくれるし、素晴らしい人たちなんだ。それに、僕はサヒール(バーレーンGP開催地)でいつも調子がよかったからね。すぐにまたバーレーンへ行けるようになることを願おうよ」

「この数年よりも、ピットストップが増えることは簡単に予想できる。(タイヤは)パフォーマンスの低下が大きくなっているし、タイヤをいたわるのが難しくなっているんだ。グリップはいいんだよ。特に軟らかめのタイヤはグリップがいいんだけど、ミディアムやハードはあまりよくない。パフォーマンスの低下はどれも同じようなものだね」

「これまでに分かった限りでは、ここ数シーズンとは大きく異なったレース戦略になる可能性があるね」

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