「一番ガッカリさせられたドライバーはマッサ」とデビッド・クルサード

2011年11月30日(水)

元F1ドライバーのデビッド・クルサードが2011年のシーズンでもっとも“ガッカリさせられたドライバー”にフェリペ・マッサ(フェラーリ)の名を挙げた。

マッサは2012年もフェラーリとの契約が残っているが、チームはマッサに対し、来シーズンの成績次第では2013年のシートの保証はないと警告している。

現役通算11勝を記録したクルサードはウィリアムズからF1デビューを果たし、マクラーレンへ移籍。そして去年、今年とタイトルを連覇したレッドブルの黎明期(れいめいき)を支え、2008年に現役を引退して、現在は、レッドブルのアドバイザーを務めながら、イギリスでコメンテーターとして活躍している。

そのクルサードが『Telegraph(テレグラフ)』紙に寄稿している自身のコラムで「僕はマッサが今年“最悪”のドライバーだなんて言うつもりはない。なぜならF1を運転しているドライバーの中に悪いドライバーなんていないからね」と述べた上で以下のように続けた。

「しかし、間違いなく数名のドライバーは期待外れだった。特にフェラーリのマッサ、マクラーレンのハミルトン、レッドブルのウェバーだ。僕なら“残念賞”はフェリペに贈るね。1勝も挙げられなかったからじゃない。マッサは今シーズン、5位以上の成績を収められなかったんだからね。フェラーリ内での立場はいよいよ危うくなっているよ」

シーズンの締めくくりとなった地元のブラジルGP(11月28日決勝)で、マッサは2012年は再びトップ争いに加わることを目指していると認め、「今年は僕とチームにとって難しい1年だったけど、もう気持ちを切り替えなくちゃいけない。僕たちはクルマを発展させる必要がある。今年みたいな残念なシーズンはもう2度とゴメンだから、できることは何でもやるよ」と語っていた。

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