F1 2011年開幕前最後のテスト、日程が変更か

2011年02月23日（水）

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F1の2011年シーズン開幕前最後となるテストの日程が、変更になる可能性がある。

当初、3月3日（木）からバーレーンで、開幕前最後のテストが実施される予定だった。しかし、反政府デモの激化により、バーレーンの国内情勢が不安定なため、3月13日（日）に予定されていたバーレーンGPとともに、バーレーンでのテストも中止となった。

これを受け、チーム側はバルセロナのカタルーニャ・サーキットで開幕前最後のテストを行うことを決定。日程は、3月8日（火）から11日（金）の予定になっている。

しかし、各F1チームによって組織されているFOTA（フォーミュラ1チームズ・アソシエーション）は、このテストの日程変更を検討しているようで、F1記者のアダム・クーパーが自身のブログで次のように書いた。

「FOTAは追加になったバルセロナテストを、3月8日から11日ではなく、3月10日（木）から13日（日）へ変更することを検討しており、各チームと話し合っている」

クーパーは日程変更の理由について、土日を組み込むことで、より多くの観客がサーキットでテストを見られるようになると指摘。さらにもう1点、チーム側にとっては非常に重要な理由も挙げている。

次回のテスト開始日が2日間遅くなることで、チーム側は研究開発や新パーツの製作により多くの時間を割けるようになる。少しでもクルマの開発を進めた状態で開幕を迎えたいチーム側としては、この2日間は非常に重要な意味を持つはずだ。

今回のバーレーンGP中止により、開発に費やせる時間が増えたため、心の中では中止を歓迎しているチームもあると言われている。チーム側にとっても、そして、観客増加で収益増加を見込めるサーキット側にとっても、テスト日程の変更は歓迎できるものであるようだ。

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