セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が、年内のバーレーンGP開催に反対する立場を示した。
政情不安のため、シーズン開幕前のテストと、開幕戦に予定されていたレースを中止にしたバーレーン。今でも反政府デモが続いているものの、統括団体FIA(国際自動車連盟)は、バーレーンGPが「延期」になったと表現している。
また、F1最高権威バーニー・エクレストンも、8月か11月にバーレーンGPを開催する意向を示していた。しかし、8月のバーレーンは気温が40℃にまで上昇することや、F1の夏休み期間に影響するなどの問題も指摘されている。
その一方、11月に隣国アブダビでのレースと組み合わせる形で開催した場合、インドGPから3週連続でヨーロッパ外でのレースを続けることになるため、チームスタッフなどへの負担が大きすぎるとの意見もある。
ジュネーブ・モーターショーに登場したベッテルも、次のように語っていたと『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』が伝えた。
「すでに、シーズン終盤はストレスたっぷりな状態だよ。それに、レース数も今の状態で十分なようだしね」