セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の理学療法士兼トレーナー、トミ・パルマコスキが、ベッテルの元を離れ、母国フィンランドに戻ることになった。
2カ月前の日本GPで2年連続F1世界チャンピオンを決めた際、ベッテルは次のようにパルマコスキを称えている。
「いかなるときも管理を怠らず、今年は大きく飛躍しろ。それでも時には自らの力が及ばないこともあると言い続けたのが彼だった。僕らが順調にやってこられたのは、トミのような人間が100%以上の情熱で仕事に取り組んでくれたおかげだよ」
28歳のパルマコスキは、こんなことを話している。「コース上ではセバスチャンが親分だけど、クルマを降りたら彼のボスは、私さ」
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、かつてアイスホッケーのゴールキーパーだったパルマコスキは、3年にわたってベッテルの体調管理を行った後、フィンランドで女子アイスホッケー・チームの監督就任オファーを受けたという。
現在ベッテルは、パルマコスキに替わるトレーナーを募集中とのことだ。