SUPER GTの主催・運営を行うGTA(GTアソシエイション)が、2011年の開幕戦に予定されていた岡山国際サーキットでのレースを延期すると発表した。
岡山のレースは4月2日(土)・3日(日)に予定されていたが、関係者が協議した結果、東日本大震災の影響を考慮し、延期という結論が出た。代替日程も検討中とのことで、決定され次第発表される。チケットについては、別途発表される予定だ。
また、4月30日(土)・5月1日(日)に予定されている富士スピードウェイでの第2戦以降については、開催に向けて準備を進めているものの、今後の状況を見てスケジュールを判断するとのこと。
さらに、今シーズンのレースは「東日本大震災復興支援大会」として開催することも発表された。GTAの坂東正明代表は、次のようなコメントを残している。
「このたびの震災で、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復興をお祈りいたします」
「私自身、今回の巨大地震で、東北、関東地方に大きな被害がでているとの報道を受けて大変なショックを受けています。さらに、生存者の救出に向けて、また福島原発の状況が予断を許さない中、懸命に復旧支援に努力されている関係者の皆さんに、改めて敬意を表したいと思います」
「GTAとしましては、本日開催しましたSUPER GT関係者の会議において協議いたしました結果、地震による各方面への深刻な影響および現在の社会情勢を鑑(かんが)み、本年の開幕戦岡山大会の開催が困難になったと判断し、延期することを決定いたしました」
「本年のSUPER GTレースの開幕を心待ちにされていた全国のファンの皆様、岡山大会の観戦を楽しみにされていた方には誠に申し訳ございませんが、何卒(なにとぞ)ご理解をたまわりますようよろしくお願いいたします。また、SUPER GT、そしてモータースポーツ界全体で何ができるか、しっかりと考えて出来る限りの援助を引き続き議論し、行動していきたいと考えております」
「まずは、震災で被災された地域、被災者の方々への支援活動として、今シーズンの大会を『東日本大震災復興支援大会』として開催することといたします」