フェラーリ、風洞問題に取り組む

2011年04月20日(水)

フェラーリは、2011年型マシンの開発の妨げとなっているマラネロの風洞の問題を解決するために作業している。

会長のルカ・ディ・モンテゼモーロのメッセージは、チームが今シーズン同じパフォーマンスを「維持できないことと、維持してはいけないこと」というものだった。

より分析を進めていくと、風洞の測定機器に問題があり、空力的に遅いことだという。

チーム代表のステファノ・ドメニカリはイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に、「われわれには風洞に構造的な欠陥がある。それを直そうと作業しているところだ」と語っている。

さらにドメニカリは風洞が、実際にサーキットを走行したときに見られる価値に相反するデータが大量に出ていることも明かした。

風洞のキャリブレーションを再び取ることは今の仕事ではない。フェラーリは現在トヨタ・モータースポーツによってクライアントに貸し出されているケルンにある最高の施設で、近い将来もっと重点的に作業を進めるとうわさされている。

テクニカルディレクターのアルド・コスタは、「われわれは調査を開始したから、コース上と風洞での相関関係を調べ、問題がなぜ起こるかを理解しようとしている」と認めた。

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