F1トルコGP決勝で、DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使える区間が発表された。
DRSは、レース中の追い抜きを増加させるため、今年から導入されたシステム。走行中にリアウイングの角度を変更することで最高速を上げ、前を走るクルマを抜きやすくするものだ。フリー走行や予選では自由に使用できるが、決勝では前を走るクルマの1秒以内に近づいた場合のみ、指定された区間だけでの使用に制限される。
トルコGPでは、バックストレートの手前にある9コーナーへのブレーキングで前のクルマとの差が計測される。その後、バックストレート中にあるゆるい右コーナーの11コーナー手前からDRSを作動させることが可能だ。
このため、DRSを作動させたクルマは12コーナーに向けて前のクルマに追い抜きを仕掛けることになる。12コーナーは、以前から大きな追い抜きのチャンスになっていたコーナー。昨年には、レッドブルのセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーがクラッシュしていた場所だ。