これまでKERS(運動エネルギー回生システム)のトラブルに悩まされてきたレッドブルだが、第4戦トルコGPを前に、問題の解決に成功した。
こう語っているのは、レッドブルのモータースポーツコンサルタントであるヘルムート・マルコ。今季のレッドブルはKERSのトラブルが続いていたが、前戦の中国GPと次戦トルコGPの間には約3週間の休みがあったため、このタイミングを利用してのトラブル解決を目指していた。
「われわれのKERSは大丈夫だ。休みの間にわれわれは、いくつかの変更を行った」とマルコは『Bild(ビルト)』へ話している。
レッドブルが抱えていたのは、KERSがオーバーヒートする問題だとみられているが、「今ではかなり良くなった。うまく機能するよ」とマルコは自信を見せた。
これまでの3戦でレッドブルは、決勝でまともにKERSを使えない状態が続いていた。しかし、コースによって差はあるものの、KERSを使うことで1周あたりコンマ数秒のタイム短縮が可能だと言われており、レッドブルがKERSの問題を克服した場合、速さでは現在のF1でトップとされるレッドブルが、さらにライバルとの差を広げることになる。