ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は、レッドブルがF1で働くスタッフ数を制限する協定を守っていないと非難した。
メルセデスGPは、ホンダがF1チームをチーム代表ロス・ブラウンへ売却し、そのチームをメルセデスが買収したチーム。ホンダがブラウンへチームを売却した際、ブラウンは大幅にチーム規模を縮小させ、大規模な人員削減も行っていた。
そしてF1には、『Resource Restriction Agreement(リソース・リストリクション・アグリーメント/通称RRA)』と呼ばれるコスト削減協定があり、各チームがこれに合意している。シューマッハは、レッドブルがこの協定に違反していると語っているのだ。
レッドブルは、2010年の予算についてもRRAに違反したとの非難を受けていた。
7度のタイトル獲得を果たしているシューマッハは、『Daily Express(デイリー・エクスプレス)』に、「みんなが同じっていう合意があったけど、あるチームはそれを守っていない」と話し、次のように続けた。
「今は異なったいくつかの見解が存在しているようだね。メルセデスGPがまた自由に戦える場に出なきゃいけないのか、それともほかのチームが合意したことを尊重するのか?」
「僕たちは同じ土俵で戦っていない。レッドブルのスタッフ数と僕たちのスタッフ数を比べたら、すごく違っていると思う」