セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はF1史上最年少で連覇を果たしたチャンピオンとなっただけでなく、F1史上最高のドライバーになるかもしれない。
その考えを明かしたニキ・ラウダは、ベッテルがミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)の持つ7冠王者の史上最多チャンピオン記録を塗り替えないと考える「理由がない」と語っている。
日本GPが行われた鈴鹿に姿を見せた3冠王者のラウダは「あり得ることだね」と『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンタック)』紙に話した。
「5年後を見通すことはできないが、来年のベッテルが大したことのないドライバーになっていたり、大したことのないクルマに乗ったりしているとは思えない」
日本GPはヨーロッパ時間の早朝に行われたが、ベッテルが連覇に向け手にするべきはわずか1ポイントに過ぎなかった。そのため、ベッテルの母国ドイツの『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンタック)』は次のようにつづっていた。
「つまり、家で見ているヨーロッパの人々に必要なのはコーヒー、ロールパン、そしてデザートにシャンパンだ!」
それでも、24歳のベッテルは手を抜くことなど考えていなかったようだ。
「何が起こっても、僕は残り4戦も来年も同じようにレースをするだけだ。満足には程遠い心境だよ」
レッドブル総帥のディートリッヒ・マテシッツは、8日(日)の夕方にシャンパンカクテルの『レッドブル・ロワイヤル』を飲むつもりだ、と『Die Welt(ディー・ヴェルト)』紙に語っていた。