セバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、伝説的F1ドライバーであるアイルトン・セナと同じタイプのドライバーだが、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)は違う。
こう語ったのは、ジョルジオ・アスカネリ。トロ・ロッソの技術責任者を務めるアスカネリは、同チームに在籍していたベッテルとレースを戦っていただけではなく、マクラーレン所属時にはセナと共に戦った経験もある。
「私は非常に幸運な男だ。人生で2度も完ぺきなものを目の当たりにした。1回目はセナ。そして2度目はベッテルだ」とアスカネリは『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』へ語る。
そしてアスカネリは、フェラーリ在籍時にシューマッハと働いた経験もある。しかし、史上最多となる7度のF1タイトル獲得を果たし、F1で最も成功したドライバーと言われるシューマッハは、セナやベッテルとは違うとアスカネリは分析する。
「ある意味で、マイケル(シューマッハ)は違う。彼は成功するため、セナやベッテルよりも必死に取り組む必要があった。あの2人とは別だ」
また、元F1ドライバーであり、トロ・ロッソの元共同チームオーナーでもあったゲルハルト・ベルガーは、「シーズン開幕前には、アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)が最高のドライバーだと思っていた。しかし、今ではセバスチャンがそうなのかもしれないと思っている」とコメントした。