ザウバー、F1スペインGPで大幅改良

2011年05月20日(金)

小林可夢偉(ザウバー)の所属するザウバーが、今週末に行われるスペインGPで、大幅に改良したクルマを投入する。

テクニカルディレクターとしてザウバーの技術部門を率いるジェームス・キーは、次のようにスペインGPでの改良を説明した。

「われわれは、大幅に新しくなった空力パッケージを投入する。これには、完全に新しいフロントウイング、前後のブレーキダクトの改良、新しいボディーワーク、フロア先端部とシャシー底面の新パーツが含まれる。また、今回も新しい排気システムをテストする予定だ」

「改良がうまくいけば、ラップタイムはコンマ数秒向上するだろう。われわれの目標は、レースでの好調さを維持することであり、予選のパフォーマンスを向上させ、できるだけ多くポイントを獲得することだよ」

これまでザウバーが獲得したポイントは、すべて可夢偉が稼いだものだ。また、8位でレースを終えながら、ウイングの技術違反によって失格になった開幕戦オーストラリアGPを含めると、可夢偉はこれまでの全戦をポイント獲得圏内の10位以内でゴールしている。

可夢偉は、スペインGPを前にこのようなコメントを残した。

「新パーツを投入するクルマのセットアップに集中することが重要になります。この改良を、予選とレースでの進歩に結びつけないといけませんね」

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