セバスチャン・ベッテル「“あきらめるな”と自分に言い聞かせて攻め続けた」

2011年05月30日(月)

レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、ポールポジションからモナコGPをスタートして優勝した。

セバスチャン・ベッテル
「言葉で言い表すのが難しい。最高な気分だよ。ここで勝つことがどんなことなのか分かった」

「ものすごいレースだったね。このレースを1回のみのピットストップで走りきるなんて想像できないよ。でも、それをほぼやり遂げていた。1回目のピットストップ後、うまくいっていなくてジェンソン(バトン/マクラーレン)に抜かれてしまった」

「ジェンソンが前に出たときには驚いたよ。僕はハード側のタイヤだったけど、彼はソフト側のタイヤでどんどん僕を引き離していったから、対応する必要があった。“あきらめるな”って自分に言い聞かせながら、攻め続けて差を詰めていったんだ」

「セーフティカーには助けられたよ。でも、1セットのタイヤで約60周を走るのは簡単じゃなかったし、僕たちの評価でも、走りきれないと予想されていたんだ! かなりのリスクを冒したけど、それだけに今日の勝利は価値が大きくなる。レースの終盤、僕のタイヤはかなり使い込んだ状態だったけど、僕が優勝する唯一の方法は、あのまま走り続けることだと分かっていた」

「20周にわたってフェルナンド(アロンソ/フェラーリ)とジェンソンからプレッシャーを受けて、最後の6周はかなり厳しいものになると思っていたんだ。でも、そしたらもう1度セーフティカーが出動して、レースが中断になった。それで僕たちもタイヤを交換できたよ。とてもうれしかったね」

「いったんは、ジェンソンから15秒遅れの2番手になっていたんだ。優勝とは程遠い状態だったけど、やっぱりここはクレイジーなレースになるね。最高にうれしい」

「素晴らしい結果だし、モナコGP優勝者のリストに僕の名前が加わるなんて、この上なく光栄なことだね。僕たちはリスクを冒していたから、この勝利にふさわしいし、リスクに見合う結果を得られた」

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