ビタリー・ペトロフ「予測不能な天気。それがイギリスGPの魅力だよ」

2011年07月07日(木)

ロータス・ルノーGPのビタリー・ペトロフが、イギリスGPに向けた意気込みを語った。

Q:バレンシアでのレース(ヨーロッパGP)後、レースについて落ち着いて分析する時間はありましたか?

ビタリー・ペトロフ:もちろん分析したよ。レースのことをきちんと理解するため、ファクトリーでエンジニアと話した。スタートの失敗は、僕が原因だったんだ。ステアリングのパドルを触ってしまっていた。これがとても敏感で、スタートシグナルが消えたときには2速に入っていたんだ。

ペトロフ:当然、2度と起きてはいけないことだから、同じことが起こるのを避けるため、ステアリングに必要な変更を加えた。バレンシアでは、僕たちの前後でいいパフォーマンスを見せているチームが多かった。クルマの開発を進めるため、攻め続けて懸命な作業を継続していかなきゃいけないってことだね。

Q:シルバーストン(イギリスGP開催サーキット)は、歴史あるコースであり、チームにとっては母国レースです。シルバーストンでのレースは楽しみですか?

ペトロフ:シルバーストンは面白いコースだし、新しいピットレーンも初めて使うことになる。高速コーナーのあるコースで、こういった高速コーナーがあるコースは、今シーズン初めてだから、タイヤの反応をきちんと見ていないとね。

ペトロフ:シルバーストンにはいい思い出があるんだ。GP2では2006年に勝っているから、いつもこのコースを楽しみにしている。これまでにはいい走りをできているしね。典型的なイギリスらしい天候で、雨が降ったり太陽が顔を出したりという状態だから、天気は予測できない。でも、それがシルバーストンの魅力なんだよ。

Q:このコースではどんなセットアップにする必要がありますか?

ペトロフ:去年のシルバーストンでの基本セットアップを使うよ。そこから徐々に微調整していく。もちろん、タイヤのことは考慮しないといけないけどね。第1セクターはとても高速なんだけど、第2セクターと第3セクターには低速コーナーもあって、より強力な加速が必要になるから、まったく違うセットアップが要求される。

ペトロフ:サーキットからのさまざまな要求に応えられるクルマが必要なんだ。レースに備えるため、いつものようにフリー走行を最大限に活用するよ。

Q:イギリスGPに向けた目標は何ですか?

ペトロフ:ミスを最小限にしつつ、自分たちのパフォーマンスや戦略をよりいいものにするため、懸命に取り組まないといけない。もちろん、僕たちの母国レースだから、いい結果を残したいと思っているけど、自分たちのチャンスを最大限にするためにやっていかないとね。

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