ニック・ハイドフェルド「イギリスGPは僕たちのクルマに向いている」

2011年07月07日(木)

ロータス・ルノーGPのニック・ハイドフェルドが、イギリスGPに向けた意気込みを語った。

Q:バレンシアでのヨーロッパGPを振り返ってみていかがですか?

ニック・ハイドフェルド:レース自体は成功と言えるものではなかったし、土曜(25日)の予選後に期待していたようなものにならなかった。(予選での)9番手と11番手を目標にしていたわけじゃないけど、金曜(24日)と土曜に僕たちが見せていたペースを考えれば、僕たちがどの位置にいるのかは明らかなことだった。

ハイドフェルド:僕たちはいつも、予選よりも決勝でのペースがいいから、日曜(26日)の決勝ではメルセデスGP勢と戦えることを願っていたんだ。実際にはそうならなかったけどね。6位や7位争いが目標だったんだけど、最終的には10位だった。特にミスをしたわけでもないから、シルバーストン(イギリスGP)に向けて、どこを改善できるのか確認したんだ。

Q:バレンシアでのレースでは、例年よりも多くのバトルを見ることができました。F1が観客にとってより興奮できるものになったということでしょうか?

ハイドフェルド:間違いなくそうだね。バレンシアのレースは、最近F1カレンダーに加わったけど、追い抜きや興奮するような場面が少ないと言われていた。今年はそういったものを見ることができたから、今シーズンに向けて行った変更でF1がより興奮できるものになったということだね。今シーズンこれまでのレースほど追い抜きがあったわけじゃないけど、観客にとってはいいものになっていた。

ハイドフェルド:ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)がずっとトップを走っていたと言っても、2位の座をめぐってアロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)とウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)が抜きつ抜かれつの戦いをしていたから、みんなにとっては面白かったんじゃないかな。

Q:今後のレースで、ポイント圏内のより上位へ入るには、何が必要になりますか?

ハイドフェルド:この前も言ったけど、直面した問題のいくつかは解明できている。でも、魔法のつえを振れば一晩で解決というわけにはいかないからね。ファクトリーでは、全員が懸命に働いているけど、シルバーストンからのルール変更でどうなるのかということが最大の注目点だよ。

ハイドフェルド:今回の変更で各チームの勢力図やチーム間の差が変化するのか見極めてみないとね。それから攻めていくよ。

Q:イギリスGPを前にして、高速コーナーのあるこのコースがR31(2011年型車)に合っていると思いますか?

ハイドフェルド:まず何より、ピレリが持ち込むタイヤ(ソフトとハード)がレースにどう影響するのか見てみないとね。これが興味深い要素になると思うよ。新しいコースは走ったことがないから、僕も楽しみにしている。シルバーストンは何度も走ったことがあるんだけど、去年は走っていないんだ。レイアウトが変わっているんだよね。

ハイドフェルド:シルバーストンは僕たちのクルマによく合っていると思う。ほかの高速コースでは、僕たちが比較的いいパフォーマンスを発揮できているからね。それに、新ルールでさらに面白くなる。何も変わらないという意見もあるけど、変化が起きるという意見もある。今はどれも、単なる憶測だよ。

ハイドフェルド:僕たちが最も大きな影響を受けると言う人もいるみたいだけど、僕はそう思わない。誰が正しいのか楽しみだね!

Q:イギリスGPでは2位に入ったことがありますね。新しいシルバーストンを走ることは楽しみですか?

ハイドフェルド:もちろんだよ。新しいコースを走るのは楽しいからね。でもその一方で、昔のレイアウトは最高だったんだ。昔のコースには、とても特別なコーナー、ブリッジがあった。レース界でも多くの人がほかにはないセクションだと言っているけど、今ではもう残っていないんだ。

ハイドフェルド:新コースがどんな感じか分からないけど、前半にはストウなどの高速コーナーがあって変わっていない。シルバーストンはほかとは違うコース。とても特別なコースだということに変わりはないよ。

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