ダニエル・リチャルド「最初の目標は完走」

2011年07月07日(木)

ヒスパニア・レーシングのダニエル・リチャルドが、イギリスGPに向けた意気込みを語った。

ダニエル・リチャルド
「F1で初めて訪れるシルバーストン(イギリスGP開催地)をとても楽しみにしているんだ。僕にとってはすごく意味のあることだよ。僕たちの多くが子どものころから夢に描いていたことなんだけど、その日が実際にやってくるなんて信じられない! 僕にとってはとても特別な瞬間になるだろうし、たぶん少し感傷的になると思う」

「契約にはすごく満足している。今シーズン、ずっとF1でレースをできると思っていなかったから、レッドブルが僕にシートを与えてくれたことはすごくうれしいし、この機会に感謝している。レッドブルとヒスパニア両方のチームから支援があることも幸せだ」

「クルマになじむのにあまり時間はかからないといいな。これまで新しい環境やクルマにうまく対応してきたと思っているから、週末が終わるまでには、走り始めたときより格段に進歩しているという自信があるよ。僕の目標はできるだけ多くのレースで完走して、経験をしっかり積むこと。僕のような若いドライバーにとっては最も重要なことだと思う。経験はお金で買えないからね。もちろん、完走してチームが順位を上げて、レースがうまくいけばいいと思っている」

「シルバーストンの週末、最初の目標は完走すること。肉体的にも精神的にも完走できればすごく報われるし、すべてが学ぶ過程にある。今年、ヒスパニアの進化を見届けてきた。でも、実際にチームにいてかかわっていないと、チームがどのように進んで行くのか理解することは難しいね」

「ただ、チームが去年のデビューイヤーから進歩していると確信しているし、改善できたことは正しい方向に向かっていることを証明していると思っている。彼らはできる限りのことはやっていると思うよ。どのチームだってF1に参戦してすぐに結果を残せるなんて見たことがない。時間がかかるものなんだ」

「トニオ(ビタントニオ・リウッツィ/チームメートの愛称)には何度か会ったことがある。彼はF1での経験も豊富だし、いろいろと学べると思う。それに彼はいいヤツだからね。ナレイン(ナレイン・カーティケヤン/ヒスパニア・レーシングのもう1人のドライバー)にはまだ会ったことがないんだ。だからあまり言えないけど、きっと彼もいいヤツだと思う」

「イギリスについては、ロンドンが大好きだし、世界の中でも最高の街だ。やることもたくさんあるし、多くの文化があって訪れたいすばらしい場所もある。高速サーキットだから、シルバーストンも大好きだ。高速コーナーが大好きだし、シルバーストンでは流れるようなコースだから、いいリズムをつかまないといけないね」

「マゴッツからベケッツのセクションがお気に入りなんだ。2008年の6月にこのサーキットで最高のレースをした。フォーミュラ・ルノー・ユーロカップでレースをしていて、最終周の残り数コーナーというところでトップになったんだ。週末の間、僕たちは最速とは言えなかったけど、最後のレースで何かを引き出すことができたんだ。見事な大逆転だったよ」

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