今年が最後の開催となるインディ・ジャパンの記者発表会が15日(金)、東京青山のウエルカムプラザ青山で行われた。
1998年のCART(現在はインディカーに統合)開催から始まった日本でのインディカーレースも、今年が最後の開催となる。そのため、今年のレースは「INDY JAPAN THE FINAL」と題された。また、開催地となる栃木県のツインリンクもてぎが東日本大震災で被災し、オーバルコースにも被害があったため、最後のインディ・ジャパンは史上初のロードコースでの開催となる。
最後の開催となる今年は、9月16日(金)から19日(祝)までさまざまなイベントを予定。16日には練習走行のほか、フレンドシップデイとして全ドライバー参加のサイン会やパドックの無料開放が行われる。
17日(土)には予選だけではなく前夜祭も開催。18日(日)にはフェアウェルイベントが予定され、「ありがとう! 大抽選会」としてさまざまなプレゼントが用意されている。そして、祝日でもある決勝翌日の19日にも、アフターインディジャパンデイとして、多くの体験型イベントが行われる。
発表会の会場には、インディカー参戦2年目で、今季はトップを走行して優勝まであと一歩という走りを見せたほか、インディカー史上初となる日本人のポールポジション獲得を果たした佐藤琢磨(KVレーシング・テクノロージー)も出席。琢磨はインディ・ジャパンに向けた意気込みを次のように語った。
「(インディ・ジャパンまでに)決勝での自己ベスト更新を達成していきたい。インディ・ジャパンに帰ってきたときには、その集大成として、予選も決勝もベスト・ベストで走れるようにがんばりたい」
観戦チケットは16日(土)から前売券の販売がスタートする。
また、琢磨は今週末、富士スピードウェイで開催されるフォーミュラ・ニッポンを訪れるほか、18日(月/祝)にはツインリンクもてぎで復興支援のイベントを開催。琢磨が展開する復興支援プロジェクト「With You Japan」の一環として、被災地の子どもを広く招待し、太陽の下で一日中、元気いっぱいに遊べる場を提供する。SUPER GTの現役ドライバーも琢磨の活動に賛同し、18日のイベントに多数参加予定だ。
青森・岩手・宮城・福島・栃木・茨城・群馬・千葉各県の住民は、招待の対象になり、入場料と駐車場が無料に。招待対象地域外の住民も通常の入場料(大人1,200円、子ども500円)で参加が可能だ。
TopNews携帯サイトでは、会見で行われた琢磨のトークショーや、その後に行われた琢磨の単独会見の様子も掲載予定。こちらもお楽しみに!