2011年F1第11戦ハンガリーGPフリー走行3回目が、7月30日(土)の現地時間11時(日本時間18時)から60分間、ハンガロリンク(1周/4.381km)で行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップ。小林可夢偉(ザウバー)は、13番手になった。
セッション開始時の天候は晴れ、気温21℃、路面温度は33℃。各車がシステムチェックなどを行うインストレーションチェックを終えると、まずはジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン)がタイムを計測。その後、開始約10分で小林可夢偉(ザウバー)を初めとして複数のドライバーが走行を開始し、可夢偉がトップに立った。
その後も可夢偉は自身のタイムを更新し、1分26秒188を記録したものの、1分24秒464を記録したニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がトップに浮上。チームメートのミハエル・シューマッハも1分24秒465を記録して2番手につけている。
開始約20分、ジェンソン・バトン(マクラーレン)が1分23秒526でトップに。バトンは次の周にも自身のタイムを更新。1分23秒016を記録した。また、まだ6周しか走行していないシューマッハが、「リアタイヤがつらくなってきた」と無線でチームに伝えている。
開始約25分、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップタイムを更新。ベッテルのタイムは1分22秒360だった。ベッテルはさらにタイムを更新して1分22秒021を記録。また、チームメートのマーク・ウェバーも1分22秒857を記録して2番手につけた。しかし、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分22秒667を記録して2番手に。
残り約25分、シューマッハがソフト側のタイヤで自身のタイムを更新したものの、記録したタイムは1分23秒037。マクラーレン勢、レッドブル勢、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がハード側のタイヤで記録したタイムに届かず、6番手にとどまった。
シューマッハに続き、ロズベルグも自身のタイムを更新。1分22秒534を記録して2番手に浮上した。タイヤはソフト側を装着している。この日は強い風が吹いていることから、特に第2セクターでバランスを崩してコースオフするクルマが多い。
残り約10分、アロンソがソフト側のタイヤで1分21秒469を記録してトップに。残り約5分になるとバトンがソフト側のタイヤで1分21秒639を記録して2番手に浮上。ハミルトンもソフト側のタイヤを装着していたが、1コーナーのブレーキングでミスし、止まりきれずにコースオフしていた。
残り数分、ウェバーがソフト側のタイヤで走行していたものの、セルジオ・ペレス(ザウバー)に前をふさがれるような形になり3番手タイムに。その一方、ベッテルがソフト側タイヤで1分21秒168を記録してトップに立った。結局そのままセッション終了となり、ベッテルがこのセッションのトップになった。小林可夢偉(ザウバー)は、1分23秒626を記録して13番手になっている。
・【結果】ハンガリーGPフリー走行3回目、各ドライバーのタイム、タイム差など