ロータス・ルノーGPは、先週末のハンガリーGPで爆発を起こしたニック・ハイドフェルドのマシンを廃棄処分すると決めた。
ハイドフェルドのマシンは、7月31日(日)に行われたハンガリーGP決勝で2回目のピットストップを行っているときに白煙をだし、その後コースに戻ったところ、出火し爆発した。チーム側は当初、ピットストップ中にエンジンの回転数を高いまま長時間維持した事によるオーバーヒートが原因であると説明した。
さらに、チームの技術責任者であるジェームス・アリソンは4日(木)、いつもと違うエンジンセッティングだったため、排気ガスの温度が通常より高くなっていたことを明らかにした。排気管に亀裂が入っていたことも判明したが、爆発した直接の原因は、「エンジンのエアーバルブ用エアーボトル」であるとのことだ。
「出火によりエアーボトルがオーバーヒートしたんだ」とアリソンは説明した。
『DPA通信』によると、アリソンは「本当に望ましくない出来事だ。(夏休みのためファクトリーも閉めることを義務付けられているこの時期に)シャシーを処分することになってしまった」と語っている。
「FIA(国際自動車連盟/F1の統括団体)ともコンタクトを取っている。この事故の詳細レポートを提出し、再発を防ぐため、今後のわれわれの取り組みも示さなければいけないんだ」